保育士・栄養士18人が一斉に退職願いを提出した。
退職日は今月の28日付です。
この記事の【目 次】
メロディー保育園は、0歳~5歳までの園児が通ってます。
それに対して職員は、保育士と栄養士の人数が26人なので、この142人の職員が142人の園児の面倒を見てました。
この保育園では、日常的に『パワハラ』と『セクハラ』が行われていた見たいで、もう我慢の限界とばかりに職員の26人中の18人が
保育園側に退職届を提出しました。(12月28日付で退職)
18人が一斉に退職を決意するぐらいだから、パワハラとセクハラがどんなに酷かったのか想像が付きます。
更に、園児の保護者に向けての『告発文』A4サイズ2枚にびっしりと書かれた告発文を保護者に配布したそうです。
告発文 1枚目
保護者のみなさまへ
お詫びとお知らせ
今回私たち保育士、栄養士の18名から保護者の皆様にお伝えしたいことがあり、書面を配布させて頂きました。
私たちは12月いっばいで退職することになりました。子供たちのことを心から大切に思い、最後まで成長を見届けたいと思い続けてきましたが、それが難しくなってしまいました。驚かれる方、不安に思う方も多くいらっしゃるかと思いますので、お詫びとご事情の説明をさせて頂きたいと思います。
私たちは、以前から園長、専務からパワハラ、セクハラ、マタハラなどのハラスメントを受けていました。
子供や保護者の方の前で指導や罵倒される、ブログのための写真映えする保育をしろと要求される。
ミスをした保育士に対してADHD(注意欠陥・多動性障害)などと決めつけるような発言をする。
よくしてあげるからと金品を渡し相手の意思に反した私的な要求をする。
妊娠中の保育士が体調不良で欠勤していることに対して会議の場でつわりは病気じゃないから休むのはおかしいと批判する。
パワハラは保育士に対してだけににはとどまらず、保護者の方に対しても気に入らないと脅迫や罵倒、無視をする。
子供にも力メラを向かない子は腕を引っ張りフレームに入らない場所に強制的に移動させる、相撲など手加減をしない乱暴な遊びをし、怪我をしても子供のせいにする。家庭環境などで差別的な発言をする。
子供たちが遊んでいる時問に園庭をドックランに使い、犬に排池をさせる。
あげたらキリがありません・・・
他にも保護者の方のお仕事がお休みの日の保育や体調不良について、登園を拒否するような厳しすぎる対応を強要されていました。指示された通りに対応しているかどうか常に職員室から監視されていて、理不尽なことを言っていると感じながらも言わざるを得ない状況にあり、お子様をお預かりする上で大切な保護者と保育士との信頼関係を築くことが難しい環境にあるとも感じていました。
告発文の 2枚目今まで日常的に人格を否定する数々の言動、常に圧力をかけられ監視されている恐怖に極度のストレスを感じながら仕事をしてきました。園長、副園長が辞めた職員に対してもひどい扱いをしてきたのをみていると、辞める勇気さえ奪われていました。
今年8月に意を決して園長に、改善されなければ退職の意思があることを含めて相談したところ、逆に私たちが集団いじめをしていると言われ、改善されるどころか当てつけや嫌がらせを受けるようになりました。
嫌がらせは日々悪化し、それによって体調を崩す保育士も多く、さらに保護者の方から園への不信感も増し、子供たちの安全面も脅かされ、働き続けることが難しいという思いが強くなりました。
私たちは保育士として、保護者の方が安心してお子様を預けることができ、子供たちが安全に過ごすことのできる環境を整える責任があります。しかし、それができないのが現状です。
園内での解決は不可能であると判断し、弁護士、労働基準監督署などの外部専門機関にも相談を重ねて来ましたが、改善は離しく、12月11日、担任保育者12名を含め、フリー保育士、パート保育士、栄養士の計18名が退職届を提出し、12月28日をもって退識することになりました。
この決断により保護者の方へご迷惑をおかけしてしまうことは十分承知の上ですが、私たちは、このような状態になるまで問題を放置してきた園長や専務に責任があると考えています。
しかしながら、私たちが退識することで、今後、子供たちや保護者の皆様に多大なるご迷惑をかけてしまうことは事実ですので、書面にて恐縮ですが、お詫びとご報告をさせて頂きます。
来年1月以降の保育園の継続の可能性については、私たちからは何かいえる立場にはございません。
このたびは、保護者の皆様、そして子供たちにご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。あと少しの問ですが、職員一同、職務を全うする所存ですので、最後までよろしくお願い申し上げます。
2019年12月11日
退職予定の職員18名一同
メロディー保育園
既に退職届を提出した18人は、退職日の28日に退職するでしょう。
そうなれば、保育園の運営が出来なくなります。
そこで、うちが引き続き運営してもいいよと言う会社が現れました。
このままでは来月以降、保育園は運営できない状況に陥っていましたが、14日に開かれた保護者説明会で、全国に学習塾を展開する「ヒーローズ」が経営を引き継ぐことを明らかにしました。
「少なくとも1歩は前進かなと思いますけど、まだどうなるか分からないですし」(説明会に参加した保護者)
ヒーローズは、退職を表明した保育士を慰留するとともに、新たな募集もして、現在の規模を維持したまま運営を続けたいと保護者らに説明しています。
This website uses cookies.