では、どれぐらい貰っているのか?
この記事の【目 次】
薬剤師になるには、薬科大学に6年間学んで薬剤師の国家試験を受けて合格すれば晴れて『薬剤師』になれます。それだけ費用も掛かります。
薬剤師になるには?を最後に詳しく書きますので合わせてお読みください。
薬剤師が働く職場は複数ありますから、働く場所で収入も違います。
ではでは、「平成28年薬系大学卒業生・大学院修了者就職動向調査の集計報告」(一般社団法人薬学教育協議会)のデータを基に職種別の平均初任給や昇級速度について解説していきますね。
病院や診療所に就職した新卒薬剤師の初任給でもっとも多かったのは、20万円~22万円(40.8%)
次いで22万円~24万円(34.6%)でした。
他の職場に比べると初任給は低めの傾向にあります。ただ、病院の場合は夜勤や休日出勤などが他の職場に比べると多いため、他の職場よりも手当による収入が多くなる傾向があります
調剤薬局の初任給は、22万円~35万円程度。
分布は26万円~28万円が約27%ともっとも多く、次いで30万円以上が約26%となっています(平成30年度「私大薬学部薬科大学データ集」参考)
初任給30万円以上の割合は平成27年の調査と比べて増加傾向にあります。
調剤薬局の初任給に幅が大きいのは、薬剤師不足の地域であれば地域手当が高額になるため。地域手当が高い地域では6万円程度が支給される場合もあります
ドラッグストアの給料は企業の資本規模などが大きくかかわってくるため、一般的に全国チェーンのドラッグストアの方が地場ドラッグストアよりも初任給は高めになります。
給与分布は30万円以上が約50%と、ここに挙げている職場の中では頭ひとつ抜けている印象です。また昇給速度も比較的速く、多くの企業で年2回の昇給査定を行っており、売上や貢献度によっては6万円程度の年収アップが期待できます。
全国チェーンの大手ドラッグストアでは昇給基準が明確に提示されているところも多いため、調剤薬局や病院勤務などよりも仕事へのモチベーションが高まりやすいメリットも期待できます。
企業の給料分布は24万円~26万円が約44%、22万円~24万円が約25%となっています。
ただし職種によって初任給にばらつきがあり、MR(医薬情報担当者)や治験コーディネーターなどは初任給が高め、研究職はやや低めに設定されているケースが多いです。
ドラッグストアより初任給は低い傾向にありますが、製薬会社のメリットは何といっても昇給速度の速さ。おおむね年2回~4回の昇給査定があり、30万円程度年収が上がります。
まとめとして、大都会は薬剤師が多いので収入はそれなりで、地方の田舎では逆に薬剤師が少ないので、薬剤師不足のため給料を高くして求人しているらしい。
昔は、薬科がある大学で4年間学んで国家試験を受けてましたが
現在は、薬科がある大学で6年間学ばないと国家試験を受けられません。
薬学部のある大学は全国に75校ある。
■ 国立大学の場合 約350万円
国立大学で6年制の薬学部を履修する場合、年間授業料は53万5,800円となっており、卒業までにかかる学費は321万4,800円。また、入学金として28万2,000円がかかるため、おおよそ約350万円が必要となります。
■ 私立大学の場合 約1,240万円
私立大学は、大学によって差がありますが、年間授業料は200万円程度のところが多いようです。入学金は35万~40万円程度が必要なため、卒業までに約1,240万円がかかる計算になります。別途受験料は3万~3万5,000円程度です。
また、国立、私立を問わず、奨学金制度が利用でき、大学によっては成績優秀者に向けた授業料免除制度も設定されています。
● 公告: 例年、前年の8月末
● 試験日: 例年、3月の上旬の土日曜 近年は2月下旬 2日間
● 合格発表日: 例年は4月上旬だったが、現在は3月の末
● 試験地: 北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県及び福岡県
● 第97回から第100回までの合格基準
1.全問題への配点の65%を基本とし、問題の難易を補正して得た実際の総得点以上であること
2.一般問題について、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の35%以上であること
3.必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の50%以上であること
以上全てを満たすこと。
● 第101回の合格基準
1.問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること
2.必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること
以上全てを満たすこと(当分の間、混乱回避のため全問題への配点の65%以上であり、かつ、必須問題に対する基準を満たしている受験者は合格)
● 第102回の合格基準
1.全問題の得点が434点以上
2.必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上
以上すべての基準を満たした者を合格とする。ただし配点は1問2点(682点満点)。4問が採点対象から除外。
ここ5年間を選びました。
回 試験実施日 受験者 合格者 合格率
第100回 2015 (平成27) 14,316 9,044 63.2%
第101回 2016 (平成28) 14,949 11,488 76.9%
第102回 2017 (平成29) 13,243 9,479 71.6%
第103回 2018 (平成30) 13,579 9,584 70.6%
第104回 2019 (平成31) 14,376 10,194 70.9%
例年に、薬剤師国家試験の合格率は横並びの傾向にありますね。
私も、全く別の種類の国家試験を何回か受けたことがありますが
とにかく時間が足りなかったです。
それに技能試験は、ミスが許されないから緊張します。
This website uses cookies.