2003年には、『新・仁義なき戦い -謀殺-』で映画初出演してます。
その他にも、テレビドラマ・映画・舞台・CМと大活躍されてました。
この記事の【目 次】
この「特発性大腿骨頭壊死症」は年間に2000人~3000人が発症されると言います。
「美空ひばり」「堀ちえみ」さんもこの病気を患ってました。
大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭が阻血性壊死に陥って圧潰し、股関節機能が失われる難治性疾患である。大腿骨頭壊死症のうち、 脱臼や骨折などの阻血原因が明らかである場合以外が特発性大腿骨頭壊死症とされている。特発性大腿骨頭壊死症の治療は長期間に及ぶこともあり、医療経済学的に問題が大きい。また、青・壮年期に好発して労働能力を著しく低下させることから、労働経済学的にも大きな損失を生じる。患者のQOLに大きな影響を与えるため、早期に適切な診断を行い、適切な治療へと結びつけていく必要がある。
病因として、酸化ストレスや血管内皮機能障害、血液凝固能亢進、脂質代謝異常、脂肪塞栓、骨細胞のアポトーシスなどの関与が指摘されている。これらのなかで、最新の研究成果として血管内皮細胞の機能障害が注目されている。しかし、本疾患発生に至る一義的原因としての十分な科学的根拠までは得られていないのが現状でありる。また、アルコールの過剰摂取やステロイド薬の服用も報告されてます。
骨壊死が発生しただけの時点では自覚症状はない。自覚症状は大腿骨頭に圧潰が生じたときに出現し、この時点が大腿骨頭壊死症の発症である。大腿骨頭壊死症の発生と発症の間には数か月から数年の時間差があることを十分に認識すべきである。
自覚症状としては、急に生じる股関節部痛が特徴的であるが、股関節周辺には自覚症状がなく、腰痛、膝部痛、殿部痛などで初発する場合もあるので注意が必要である。また、初期の疼痛は安静により2~3週で消退することが多いことや、再び増強したときには既に大腿骨頭の圧潰が進行していることも知っておくべきである。アルコール愛飲歴やステロイド大量投与歴のある患者がこれらの症状を訴えた場合は、まず本症を念頭に置いて、X線で骨壊死所見が明らかでなくてもMRIを撮像することが望ましい。
治療法の選択には、患者背景(年齢、内科的合併症、職業、活動性、片側性か両側性か)、病型分類や病期分類を考慮する。
(1)保存療法
病型分類で予後が良いと判断できる症例や症状が発症していない症例は保存療法の適応である。杖などによる免荷が基本となり、生活指導を行う。疼痛に対しては 鎮痛消炎剤の投与で対処する。しかし、これらの方法では進行防止は大きく期待できないため、圧潰進行が危惧される病型では骨頭温存のための手術療法の時機を逸しないことが重要である。
(2)手術療法
症状があり圧潰の進行が予想されるときは、速やかに手術適応を決定する。若年者においては関節温存手術が第一選択となるが、壊死範囲の大きい場合や骨頭圧潰が進んだ症例では、人工関節置換術が必要となることもある。
手術時間は2~3時間
入院期間は、約1か月ぐらいらしいです。
人工関節置換術にかかる費用は、主に、手術前の「検査料」や「自己血貯血等の処置料」と、「入院・手術にかかる費用」です。人工股関節の場合、手術前の検査等でかかる費用はおよそ5万円で、患者さんの自己負担はその1割~3割(約5,000~15,000円)となります。
一方、入院・手術にかかる費用は、人工股関節の例では、初回・片側の手術で入院期間が2~3週間の場合は約200~250万円、人工膝関節では、初回・片側で入院期間が3~4週間の場合で約180~230万円となります。その内訳は、「手術料」、「人工関節(インプラント)代」、「麻酔料」、そして、入院にかかる費用として「処置料」、「検査料」、「薬にかかる費用」「食事代」、などです。
これらは診療報酬によって金額が決まっていて、全国どこの病院でも同額になっています。このほか「特別療養環境室料(差額ベッド代:1~4人部屋にかかる費用)」や「寝巻きなどのレンタル料」などがあります。こちらは病院によって料金設定が異なります。
診療報酬とは、健康保険の対象となる医療行為に対して、医療機関側に支払われる料金で、2年に1回見直されています。材料費や薬代は引下げが続いていますが、技術料については、新しい治療法や技術の導入によって引き上げられることもあります。
2018年4月の改定では、技術料にあたる医療費本体の価格は0.55%引き上げられ、薬の価格は1.65%引き下げられ、医療材料は0.09%引き下げられて、全体で1.19%の引き下げとなりました。
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