365日24時間と患者様の命を預かる現場では誰かが働いています。
この記事の【目 次】
いくつもの病棟がある総合病院は、外来受付は年末年始に合わせて休診になりますが、病院ですから365日関係なく患者さんが入院されてます。
その患者様も軽症な人から重症の患者さまと色々です。比較的に緊急性の低い軽症の患者様の場合は担当医師の許可が出ればご自宅へと外泊許可で自宅に帰られる人や、緊急性が高くていつ何時に状態が急変い患者様の場合はもちろん外泊許可が出なので自宅には帰れません。
病棟によっては年末年始に却って忙しくなったり、逆に外泊だらけでがらーんとしたり、それこそ色々。循環器科や呼吸器科は年末にドドッと入院が増えたりするところもあるようですが、整形外科だとギプスのせいでまだ退院は難しいけど、骨折部に負荷をかけないように注意して外泊を許可するケースもままあります。
若いナースほど年末年始は働きたがる
子どもがいると、夜勤込みフルタイムでの勤務は他の家族の支援がないととても難しいものがあります。父親が子どもと良好な関係で、子どももある程度大きくなれば、祖父母の支援がなくなっても夜勤ができるナースもいますが、核家族で子どもができたら去っていく人も多いのが医療の職場。看護師の免許は持っていても持ち腐れにしている人、ホント多いんですよ……。
そして、妻や母という立場になれば、親族が遠い場合などどうしても双方の実家に年始の挨拶に旅行状態で行くなどということにもなります。これはこれで大変なのですが、その家庭持ちナースの救世主が、年末年始もバリバリ仕事するぜ!な独身ナースたち。
実家とあまり仲が良くないAさんのケース
「実家に帰るなんてないわー、それなら稼いだ方がナンボか楽!」と宣言し、積極的にシフト希望表に勤務しますと書き込んでいく猛者。ただし彼氏もいないので、大晦日の夜勤明けにちょっといいお酒を「お屠蘇」と称して独りでおせち風のおつまみで乾杯していた……と。
病棟では別に普通にコミュニケーションも取れて患者さんの検温や症状の変化の把握など、問題なく仕事ができる彼女は、実はお一人様大好き人間。夜勤明けの吉牛朝定食も臆することなく行ける人。自立度が強かったのでこのまま独身バリキャリコース直行。
同僚Bさんもその一人。Bさん曰く、「3年目までは帰ってたけど、もうやだ」。田舎にありがちな、旧家に全親戚一同が会して女性はひたすら正月支度、男性は力仕事だけさっさと終わらせてあとは酒飲んで「つまみ持ってこーい!」……そんなところへ、「看護師」の肩書きを持って帰省すると、大体始まる不健康自慢大会。
何で年取ってくると健康自慢よりも病気の数を競うようになるのか……?で、Bさんに寄ってたかって健康アドバイスを求めるも、新人の頃は看護師業務にも一通り慣れてきて話を聞くのもスキルを磨くうち……と、一人ひとり聞いていたそうです。が!2年目、3年目もそれが続くとさすがに嫌気がさしてくるのは誰も責められまい……。
Cさんの家は、超田舎の旧家。Cさん自身は仕事、恋愛ともに充実しまくり、それなりに楽しく過ごしていました。しかし旧家にありがちな「あなたに相応の人を紹介しますから」が毎年の帰省のたびに発生。いわゆる、御家につりあった人とお見合いしなさい、というやつ。
いつの昭和だよ!と話を聞いて思わずつぶやいてしまった私、Cさんにものすごい勢いで「でしょでしょ!!今どきあり得なさすぎでしょ!!!」と同意を求められてしまう始末。病棟の忘年会での席だったので、お酒の勢いもあってその形相、鬼気迫るものと哀愁が混じり合った何とも形容できない形相に。しかも、恋愛進行中。お相手は学生時代に知り合った人で遠距離恋愛。
良かったら私の関連記事をどうぞ
【必見】2019年「看護師の平均年収」詳しい都道府県別ランキング
This website uses cookies.