所属するプロレス団体・スターダムが発表しました。
これで、木村花さんは少しでも報われるのか?
この記事の【目 次】
高市総務相は26日、閣議後の記者会見で、女子プロレスラーの木村花さん(22)がSNS上で中傷を受けた後に自ら命を絶ったとされる問題に関し、匿名で他人を中傷する書き込みをした発信者の特定を容易にするよう検討する考えを示した。
「制度改正を含めた対応を、スピード感を持って行う」と述べた。
SNSなどで人権侵害を受けた場合、「プロバイダー責任法」に基づき、発信者情報の開示を請求できる。ただ、事業者側が応じない場合は裁判手続きが必要となるなど開示には手間がかかる。総務省は、手続きの簡略化や開示情報の拡充などを検討する。
高市氏は「匿名で他人を誹謗中傷する行為は人として卑怯で許し難い」と指摘した。木村さんは、フジテレビの人気番組「テラスハウス」の出演者で、番組内での言動を巡ってSNS上で中傷を受けていた。警視庁は木村さんが23日に東京都内で自らの命を絶ちました。
SNSには、普段の生活では会えないような人に会えたり、やりたかったことが人とのつながりによって叶ったりなど、人生を変える魅力的な力がありますが。
一方で、その気軽さゆえに、誹謗中傷や嫌がらせが起こったり、炎上などのトラブルが起こるケースも近年よく目にするようになりました。
Twitterで過激な発言をしていた人が、煽られたと思ったフォロワーに殺害された事件。匿名の粘着質な人から人格否定をされ、心労で休職せざるをえなくなってしまったケースなど。SNSのネガティブな側面も、ユーザーが増えるにつれて浮き彫りになってる訳です。
こうしたトラブルに巻き込まれないために、私たちはどうSNSと向き合えば良いのか。
また、トラブルに巻き込まれた時に、どう対処すればよいのか?
とにかく裁判で決着を付けようとすると、お金と時間が掛かりすぎる。
例を上げると、横浜DeNAベイスターズの井納翔一投手の裁判では、弁護士費用だけで77万円かかったそうです。
実名アカウントなど相手の個人情報がわかっているのであれば、請求したい金額にも寄りますが総額で50万円程度となるケースが多いのではないでしょうか。
ただ、個人情報がわからない場合には、まず相手の調査から進める必要があるため弁護士費用が膨らんでいってしまうんです。トラブルが発生してから、損害賠償請求までには大きく二つの費用が発生します。というのも、実は大きく二種類の裁判しないといけないからなんですよ。
1つ目は情報開示の裁判、しかもこれは原則2回の裁判です。
2つ目が、損害賠償請求の裁判です。
情報開示には、まずTwitter本社に裁判所命令を発行し、裁判を行う必要があります。
これに平均で20〜40万円かかります。
またTwitterの個人情報に掲載されているIPアドレスから携帯電話や住所特定をするために、今度は通信会社に対して個人情報の開示を求める裁判も必要です。
これも平均で20万円ほど。2〜3社やるとなると40〜50万円はかかりますね。
裁判を起こした以上は、是非に勝ちたいものですが現実はそう簡単ではありません。
勝てるだろうと思われた裁判でも敗訴する場合もあります。
この敗訴には、色々な要因があると思いますが・・・!
弁護人選任で「私選弁護人」か「国選弁護人」か?
同じ私選弁護人でも、経験が豊富か浅いかでも大きく変わります。
優秀な弁護人にお願いする場合は、弁護料がとてつもなく高額です。
しかも裁判に勝訴しても、相手側にお金を支払う能力がない場合は問題で困りものです。
逆にお金の支払い能力があるのに、支払わない人もいるとか、そうなると強制執行になるのですが、これにもお金が掛かります。
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